お気持ち練習帳

気持ちの整理や数学等の書きたいことを書きます

数学との付き合い方

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この記事を見て、今までの数学との付き合い方を書きたくなったので残しておきます。 

自己紹介

私は昨年度まで、大学院の博士課程で数学の研究をしていました。

今年度からは、企業で働き始めた(一応)新卒のサラリーマンです。

 

昨年度までの数学との付き合い方

博士課程は、数学をするには最高の環境でした。

平日は1日3,4時間の勉強や研究、後は遊びながらスキマ時間に数学を考える生活。また、休日は大学には行かずに、気が向いたら家で数学をするというスタンスでした。

数学の場合、研究室という概念はなく、学年が近い人が専門に関係なく一緒の部屋(院生室と呼ばれる)に入れられます。そして、先生は同じ部屋にはおらず、会う機会は週一のセミナーか質問等で先生の部屋を尋ねるときくらいです。先生とは別の部屋なので、朝は起きたい時間に起きて、昼に大学に行き、ある程度数学をして、疲れたらすぐ家に帰るという、今考えるとものすごい生活をしていました。

博士課程は辛いとよく耳にしていたけれど、自分の場合は好きな時間に好きなだけ数学できる環境で、とても良かったと思っています。研究面に関しても、好きなだけ時間を取れるので、深く深く数学について考えることができたためか、いくつか結果を出せて、無事に博士号を取得できました。

 

今年度の数学との付き合い方

数学をやりたいと思っていますが、ほとんど時間が取れていません。

社会人になって、1日8時間の仕事が大変だとわかりました。それもそのはずで、1日4時間しか数学をしていなかったので、長時間何かをすることに慣れていません。

平日は帰ってもヘトヘトだし、趣味のゲームやアニメで数学に割ける時間はありません。唯一、通勤や昼休みにarXivで最新の論文を見て、情報収集だけしています。休日は短く、誰かと遊んで家事をしてたらそれだけで時間がなくなります。

数学をしようと思っても、仕事の勉強の優先順位が上で、働いていないときも数学に割く時間が取れない状況です。

だんだんと、数学をやりたいという気持ちが、減っていっているのを感じています。今は、この気持ちの変化にどう向き合えばいいのか分かっていません。

唯一の救いとして、GW・お盆・年末年始の休暇だけは、まとまった時間が確保できるので、数学を思う存分していました。

 

今後の数学との付き合い方

どう付き合っていくかは分かっていません。

研究したい気持ちは残っているので、時間を確保したい。しかし、私の場合休んだり遊んだりしないと、正直体は持たないです。この板挟みをうまく解消したいと思っています。