お気持ち練習帳

気持ちの整理や数学等の書きたいことを書きます

『トークの教室』の感想トーク

 昔から雑談するときって、たいてい自分は聞き役が多くって。ニコニコしてうんうんって頷いているとか、思いついたら質問するとか。ひどいと何もせず、結構その場にいるだけの空気になっちゃうんだよね。

 まあ話をしないことが悪いとは思わないんだけど、自分のこういう所はなんか微妙だなって前々から思ってるんだよね。だってさ、Twitterで自分の話をたくさんしてるんだったら、雑談でも話していいじゃんって思うもん。

 だから、話したい気持ちはあるけど、トークスキルが足りないから、話すことを無意識に蓋してるのかなって思って、Twitterトークの本を募集したの。そしたら、心優しいフォロワーさんが『トークの教室「面白いトーク」はどのように生まれるか』って本を紹介してくれたんだよね。

 本を読む前は、「テレビ用の面白い話をするには」って本だったらどうしようと思ったけど、良いエピソードはなくていいし、オチもなくていいし、笑えなくてもいいって書いてあって安心した。なんか、普通の話でいいし、この本は普通の話を紹介してくれるんだって思った。

 あと、3人の人が話したいことを準備してきて、著者にトークを聞かせて、著者がアドバイスをしてトークがどう変わるかって言う企画をやってたのね。そのうちの1人が、確かお笑い芸人だったと思うんだけど、自分の話をしたほうがいいんじゃないってアドバイスされてて、急に「俺のこと言われてる?」って思っちゃったんだよね。お笑い芸人さんは、相方と映画の話をしようとしてアドバイスされたんだけど、自分も周りの出来事とか身近な人の話をしがちで、自分自身の話はあまりしていなくってさ。芸人のような面白い人でも、同じようなタイプの人がいるんだなあって謎に共感してた。

 本の最後はさ、所謂オチの文章じゃないのに「面白かった」って感覚が残る書き方で、本全体を使って長い「トーク」を書いてくれたんだな思って、なんか感動しちゃった。だから、その勢いでちょっと筆をとってみたんだけどさ、面白くなくてもいいけど、これって普通のトークになってる?