お気持ち練習帳

気持ちの整理や数学等の書きたいことを書きます

『トークの教室』の感想トーク

 昔から雑談するときって、たいてい自分は聞き役が多くって。ニコニコしてうんうんって頷いているとか、思いついたら質問するとか。ひどいと何もせず、結構その場にいるだけの空気になっちゃうんだよね。

 まあ話をしないことが悪いとは思わないんだけど、自分のこういう所はなんか微妙だなって前々から思ってるんだよね。だってさ、Twitterで自分の話をたくさんしてるんだったら、雑談でも話していいじゃんって思うもん。

 だから、話したい気持ちはあるけど、トークスキルが足りないから、話すことを無意識に蓋してるのかなって思って、Twitterトークの本を募集したの。そしたら、心優しいフォロワーさんが『トークの教室「面白いトーク」はどのように生まれるか』って本を紹介してくれたんだよね。

 本を読む前は、「テレビ用の面白い話をするには」って本だったらどうしようと思ったけど、良いエピソードはなくていいし、オチもなくていいし、笑えなくてもいいって書いてあって安心した。なんか、普通の話でいいし、この本は普通の話を紹介してくれるんだって思った。

 あと、3人の人が話したいことを準備してきて、著者にトークを聞かせて、著者がアドバイスをしてトークがどう変わるかって言う企画をやってたのね。そのうちの1人が、確かお笑い芸人だったと思うんだけど、自分の話をしたほうがいいんじゃないってアドバイスされてて、急に「俺のこと言われてる?」って思っちゃったんだよね。お笑い芸人さんは、相方と映画の話をしようとしてアドバイスされたんだけど、自分も周りの出来事とか身近な人の話をしがちで、自分自身の話はあまりしていなくってさ。芸人のような面白い人でも、同じようなタイプの人がいるんだなあって謎に共感してた。

 本の最後はさ、所謂オチの文章じゃないのに「面白かった」って感覚が残る書き方で、本全体を使って長い「トーク」を書いてくれたんだな思って、なんか感動しちゃった。だから、その勢いでちょっと筆をとってみたんだけどさ、面白くなくてもいいけど、これって普通のトークになってる?

 

 

去年のふりかえりと今年の抱負的なもの

あけましておめでとうございます。去年もやった今年の抱負的なものを書いていきます。今年は去年のふりかえりも追加で書きます。

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ふりかえり

去年の抱負は次の3つでした。

  1. 健康を目指す生活をする
  2. 書籍で仕事の勉強をする
  3. 面白そうな勉強会を見つけて参加する

健康を目指す生活をする

当初の計画以上に進展している。できたことは、20kg痩せたこと、カロリー制限が1年間続けられたこと(最近サボリ気味だが...)、一時期筋トレをやれていたこと、自炊が習慣化しそうことがあります。その結果、6月時点で血液検査が全て正常値に戻り、血液上は健康になりました。あとは体重だけだ...

書籍で仕事の勉強をする

やや遅れている。仕事に関する本は10冊以上読みました。なので、それなりに読んで勉強したと思います。当初予定してたハードスキル的な本ではなく、ソフトスキルの本に舵を切り替えました。理由はオフ会に参加するようになり、コミュニケーション周りのことを考えるようになったのが主な理由です。そのため、仕事に関係ないコミュニケーションの本も読んでました。

サブ目標の統計検定は、残念ながら落ちました。勉強量が少なすぎたので、不合格でむしろ良かったです。たまたま合格しても、知識が身についていないと自分にとっては意味がないので、来年しっかり勉強して知識を身につけたいです。検定の勉強ができてなかったので、遅れているにしました。

面白そうな勉強会を見つけて参加する

遅れている。2,3月には面白そうな勉強会探して行ってました。ですが、4月以降はオフ会で遊ぶことが増えたので行かなくなりました。時間は有限なのでしょうがないと思います。勉強会の見つけ方は何となくわかったので、何個か行ってみて良かったです。

そのた

去年の年初は予想していなかった、自分の人間関係やコミュニケーションに関する課題について力入れて取り組んでいた一年でした。力入れようと思っていたというより、いつの間にか考えていたとか、取り組んでみようかなと言う気持ちになっていたという方が近いのですが...。これらに関しては、下記で書いたので割愛します。

nareo7.hatenablog.com

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抱負的なもの

大きく分けると次の3つです。

  1. ダイエット継続
  2. 人間関係の不安の低減
  3. 自分軸を見つけて大切にする

ダイエット継続

目標は15kg減らすことです。そのためのサブ目標として、自炊の継続、運動習慣をつける、カロリー制限の継続もしくは別の食事制限への移行の3つがやりたいです。運動習慣については、筋トレが一番続けやすそうと思っています。ですが、サボりがちだし、効果ある方法なのか分からないので、パーソナルやセミパーソナルに行きたいと考えています。

人間関係の不安の低減

話したり行動するときに、(おそらく)不安によって話せなくなったり行動できないことが昔からあります。人を遊びに誘えないのは典型なのですが、それは去年の半ば頃から少しできるようになりました。誘う以外もやれたら良いなと思うことがあるので、取り組んでいきたいです。自分で考えるだけだと限界があるので、他の人(プロやコミュニティ)に頼っていきたいです。

自分軸を見つけて大切にする

自分がやりたいことを認識して、それをやるか・やらないか・その他を自分で選択できるようになりたいです。大仰に書きましたが、小さなことについてでもできるようになりたいです。夕ご飯に何食べたいか、何を食べると自分は満足するか、仕事で疲れているから寝たいと思っているのか、〇〇と言われて嬉しかったのか、悲しかったのか、そういうのをちゃんと認識して大切にしたいです。書いていて主張と例示がずれている感覚がありますが、大雑把にはこういうことをしたいです。そのためには、自分の快・不快を知ったり、自身の気持ちを尊重して行動したりが必要なのかなと漠然と思っています。

 

以上!

 

年初からのふりかえり(後編)

前編書いてから1ヶ月経ちましたが、後編を書きました。なるべくはやく書くと言ったのは何だったのか。。。前編はこちらになります。nareo7.hatenablog.com

かわったこと

友人が増え、遊ぶ機会が増えた

前編でも書きましたが、外で遊んだり通話したりという機会が多くなりました。今年知り合った人たちだけでなく、昔からの友人と遊ぶことも増えて楽しいです。自分から少し誘えるようになった効果が出てると思います。

以前より自分の感情を認識できるようになった

前編で書いたように、いつからか自分の気持ちや感情があまりわからないことに気が付きました。楽しいはわかりますが、他の多くの気持ちは湧かなかったり、湧いている可能性はあるけど自分が認識できないことがありました。例えば、少しバカにされた様な態度や言動を取られても怒りが湧かず、周りの人が代わりに怒ってくれて初めてそういう場面だと気がつくことがありました。それもあってか、精神的に参ってしまい良くない状態だなと思っていました。

6月ごろにきっかけがあり、段々と感情を認識できるようになりました。友人と話している最中、紅茶を探していると知りました。なんとなく、困っているなら助けたいな、自分のおすすめ教えたいなと思い、丁度飲んでいた紅茶を教えました。教えたらすぐに買ってくれ、飲んだらすぐに美味しかったと連絡くれました。そうしたら、今まで感じたことのない感覚が、自分の中に生じて自然とそれが嬉しいだとわかりました。おそらく、相手のために意識的に自分の意志でおすすめして、それが受け入れられ、さらには喜ばれたのが良かったのかなと思います。

そこからは、色々変化があったと思います。例えば、

  • "一般的な正しさ"で自分の感情を抑えてたことが認識できた
  • 人と関わることでプラスの感情がより分かるようになった
  • 人からの褒めを以前より受け止められるようになった
  • 嫌なことがあったら嫌だと多少認識できるようになった
  • フィクション見るときの解像度が上がった
  • フォーカシングを知って感情を認識できる手段が増えた

があります。

以前より他人へのアクションができるようになった

他人へのアクションはずっと前から苦手でした。ここでいうアクションは、自分から話しかける、話題をふる、甘える、相談する、誘うの様な行動を指します。一般的な用語ではなく、自分の感覚を「アクション」という単語にまとめた、この記事だけの言葉です。誘われたら行くけど自分からは誘えず、話すのは質問も自分の話をするのも苦手でした。

きっかけは前編でも少し書いたスペースでした。スペースでは友人と一緒に頼り方・甘え方について、考えたり自分の行動を変えるためにはという話をしました。誘われたら誘い返すことについて、「誠意を見せる」や「勇気への恩返し」という観点が自分にとって一番刺さりました。そこからさらに考えて、場に対して自分はどんな気持ちになっているか、どうなっていると嬉しいかを認識して、行動するのが良いとも思うようになりました。

それからは、自分から遊びに誘ったり、愚痴や相談のような今までできなかったことが少しづつできるようになりました。誘いたいとき、上記を意識すると今までより誘おうって気持ちが強くなったのを実感しました。まだ、誘いたい、話したい、伝えたいという気持ちがあっても、うまく伝えられないときがあるので、今後はそういった部分を考えていきたいと思います。

新しいことへ挑戦することのハードルが下がった

きっかけは特にないのですが、今までやったことへ挑戦する機会が増えました。例えば、前編で紹介した行動は自分にとってある種の挑戦でした。また、日々の生活で挑戦というか、ちょっとやってみることも増えました。例をあげると、日傘、ネイル、高級寿司、スペース、ワークショップ、紅茶、コーヒー、ヌン茶、山登り、日記、朗読会、映画感想戦、恋バナ、オススメを買うなどなど。どれも楽しそうだと思い、実際にやってみると楽しかったものがほとんどでした。自分の直感にしたがってよかったと思いました。どれも楽しいですが衝動的にやったことが多いので、今後は本当にやりたいのか、自分はどうしたいのかを考えながら過ごしたいです。

考えるための武器が増えた

半年以上あれこれ考えてきて、自分の中でいくつかの武器・考え方ができたのかなあと思います。コミュニケーションや人間関係だけでなく、別のところでも役立ちそうなものが手に入りました。ここに書いた武器は、自分がこの方法を使うとうまくいく場合があったもので、他の人もうまくいく方法とは限らないことをご承知おきください。

尺度と目盛りを見つけること

なにか考えたり行動するときに、単数複数問わず何かの尺度を考えることがあります。尺度を見つけた初めの頃は、極端なものだけ考えがちで中間なものを想像できないことがあります。しかし、きっちり決まっていないものに対して極端なもので行動するとうまく行かないことが多いと想像しているため、なるべく色んな目盛りを見つけたいと思っています。ただし、尺度や見つけた目盛りにそって機械的に動くのも極端だと思うので、曖昧さは残しつつ動きたいと思っています。

考えるときのサイクル

「世界で一番やさしい考え方の教科書」という本で「思考の循環サイクル」という考え方を知りました。考えることを、認知→思考→行動の3つのステップと新たな視点獲得のための洞察に分ける。この本では仕事での考え方を対象に話していますが、私は普段の生活でも活用できると思いました。本に書いてましたが、この考え方は「魚の釣り方」よりも「魚の釣り方を編み出す」に近いので応用範囲が広いのだと思います。

私自身は、認知と行動が思考より苦手だと思います。例えば、自分がどうしたいのかや、欲がわからないのは、感情を認知するのが苦手だからなのでは?と仮説を立てることができます。また、ずっと思考し続けることはできるけど問題が解決しにくいのは、誰かに相談したりの行動が不足しているのが原因かもという仮説もたてられます。この考えが常に正しいわけではないですが、こういった仮説をたてられるようになったのは良かったと思います。

場に対しての気持ち

場に対して、自分はどんな気持ちか、どうなると嬉しいかを考えると、今までより行動できることが増えました。ここで言う場は、例えば、会話相手、友人たち、コミュニティ、会社の部署などなどをイメージしています。

自分の気持ちの認識方法

試している方法としては、主に以下の3つです。

  • 日記等で気持ちを言語化する
  • 他人に自分の感情を話して、会話の中で自分の感情がどう変化するか、認識できるかを観察する
  • フォーカシング

これからどうしたいか

約8ヶ月の間で自分の中でいろんな変化がありました。これから先どうしたいかを考えたとき、まだ自分が苦手なものや今までできなかったことに挑戦したいと思いました。その中で挑戦したいのは、以下の4つです。

  • ネガティブ思考とうまく付き合いたい
  • 自分の欲を知りたい
  • 人へのアクションをもう少し頑張りたい
  • 計画性がないのを変えたい

どれも自分がずっと昔から苦手としているものです。苦手ばかり挑戦していると疲れてしまうので、うまくできなくてもあまり気にせず、疲れたら時には休むの精神でやっていきたいです。恐らく何年もかけて取り組むものだと思うので。

 

以上が年初からのふりかえりの内容となります。昔から、今年から、関わってくれた人たちに感謝したいです。これからもよろしくお願いします。

年初からのふりかえり(前編)

数カ月ぶりのブログ更新です。年初にダイエットや勉強の目標をたて、その目標を達成しようと動いてました。しかし、今年はじめには想像してなかった、コミュニケーションや人間関係等について良い変化がありました。急な変化だったので、未来の自分のためにもふりかえって記録していきます。

長文になってしまったので、前編と後編で記事を分けます。前編は「元々のじぶんとは」「変化のきっかけ」「自分がやった行動」を書き、後編で「変化したこと」「これから何したいか」を書きたいと思います。

元々のじぶん

昔から内向的でコミュニケーションが得意ではありませんでした。また、いつからか自分の気持ちがよくわからないことに気がついて、このブログ「お気持ち練習帳」を作ってみましたがほとんど活用できませんでした。漠然と課題は感じつつも、解決に向けてほとんど動けていませんでしたし、他にやることが多いからと特に何もしていませんでした。日々の時間は、趣味のゲームや漫画、仕事の勉強ですべて埋まっていました。

変化のきっかけ

きっかけは、2023年2月にあるTwitterのオフ会(非モテオフ)に参加したことです。ざっくりいうと、主催者含めた9人が1人約20分の自己紹介をするオフ会です。これだけだとどんなオフ会か不明瞭だと思うので、気になる方は主催者(元井さん)が書いた下記noteをご覧ください。

note.com

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自分はゲームやマンガが好きなインドア派ですが、外で遊ぶのも好きでした。そのため、コロナ禍により外で遊べなくなったのがストレスになっていました。VC繋ぎながらオンラインゲームはしていましたが、在宅勤務ということもあり外出がほぼなく以前よりも毎日が退屈でした。

そんな中Twitterでこのオフ会を知り、遊ぶわけでもなく3時間近く話すという参加したことないタイプのオフ会に興味を惹かれ、参加を決めました。主催者のツイートを見ると、参加者はコミュニケーションや人間関係に課題感を持つ人が多いと聞き、どんな話がされるのか単純に興味があったのもあります。

オフ会当日は、会場のレンタルスペースでお茶とお菓子を食べながら、主催者と男性4人女性4人それぞれの自己紹介をしました。自分は、会話の中で自分から話すことが少なかったですし、自分自身の話をすることも少なかったです。そのため話すときはかなり緊張していた記憶があり、簡単に自己紹介した後は色々質問してもらい話をしていました。きちんと安心安全な場を作ってもらったおかげで、誰かに話したいと思っても話せなかった悩みなどを話せました。他の人の話も、その人自身の話について長時間話す経験がほとんどなかったため、とても新鮮だった記憶があります。自己紹介で濃い話をした後だったためか、2次会の飲み会ではすっかり打ち解けて話がはずみ、緊張せずに会話ができました。

自分がやった行動

オフ会からの約7ヶ月で、自分がどんなことをしたのかふりかえろうと思います。他にもやってみたことはあると思いますが、思い出せたりまとめられる範囲のものを書いてみます。また雑多に書いていくため、後編で書く予定の「変化したこと」と重複する部分があります。

フォローが増えた

きっかけのオフ会参加は1回限りですが、他の回の参加者がよく集るオフ会(ボドゲ会)があるということで参加しました。

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レンタルスペースを借りて20~30人くらいで、お酒飲んだりボードゲームをするオフ会です。参加者の人達をあまりフォローせずに行ったのですが、Twitterで絡んだことない人とオフ会なので最初は緊張しました。ですが、行ったらお酒飲みながらボドゲして楽しかった記憶しかないです。そこからボドゲ会に参加してた人をフォローしたり、その周りの人たちをフォローしていき、色んな人達と知り合うきっかけとなりました。

自分の課題感を考える

フォローが増えるとTLの雰囲気が変わってきます。今までよりもコミュニケーションや人間関係に関するつぶやきを見る機会が増えました。それもあり、自分でもコミュニケーションや人間関係について考えたり、ツイートする機会が増えました。考えをつぶやいたときにリプライをもらえると、今まで知らなかった他人の視点を知ることができたので、自分の課題をどんどん深掘りできるようになりました。考えることは好きなので、自分の課題について考えることは元々ありました。ただ、それらに関することを他人と話す機会は今までなかったので、最近になってからきちんと考えられるようになったと思います。

リプライが増えた

新たにフォローした人たちは、リプのやり取りが活発な印象があります。それにつられてか、または自分が興味ある話題が多かったのか、リプライが増えました。Twilogを見ると全期間のリプライ率は35%ほどですが、今は体感50%以上リプライを飛ばしています。雑談に飢えていた身としては、リプライのやり取りが増えて嬉しかったです。

オフ会が増えた

もう一つは、何と言ってもオフ会で遊ぶ機会が増えたことです。ボドゲ会で知り合った人や新しくフォローした人が、オフ会を企画していたのでそちらに参加して遊ぶことが増えました。今まで行ったことないタイプのオフ会が多く、毎回新鮮な気持ちで参加できています。コロナ禍もあって、数ヶ月に一度だけお外で誰かと遊べばいい方でしたが、直近の予定を見ると月6回オフで遊ぶ機会がありました。最近はオンラインで遊ぶ機会も増えたので、予定がパンパンでした。楽しい分、予定の入れすぎには注意しようと思っています。最近は、自分でオフ会を企画したり誰かを誘ったりすることを少しずつやっています。

新しいことにいくつか挑戦した

今までの自分だと挑戦しないことも、いくつか挑戦してみました。挑戦したことの一部を思い出せる範囲で紹介したいと思います。

ワークショップへの参加

3つほどワークショップに参加しました。1つはあおいさんが主催の「仲良くなる対話ワークショップ」です。毎回別々のテーマで、対話に関するワークを通してコミュニケーションについて学びました。

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2つ目は、フォーカシングのワークショップにも参加しました。フォーカシングは心理学の専門用語で、自分の(言葉にならないのも含む)感覚を扱うものです。初学者のため詳しく説明できないので、気になる方は調べてみてください。このワークショップに参加したことで、自分の感情を扱う強力な手段が1つ増えた感覚があります。

3つ目は、タロット占いのワークショップです。

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こちらは、非モテオフ主催の元井さんが開いている、タロット占いを通して参加者同士の困り感の減少について話し合うワークショップです。はじめてタロット占いをしてもらったのですが、カードで方向性を決め占い人が考察するような感じで占い自体の純粋な面白さを感じました。また、他の参加者から色々な話をもらうことで、自分が持っていなかった視点を知ることができ有意義な時間でした。

考えたことの記録

考えることは好きですが、考えた結果の出力先は今までTwitterがほとんどでした。そのため、全世界に公開できる情報限定で書けないこともあったり、人が読むように書く必要があるため書ける量が減ることがありました。そこでDiscordに個人サーバーをたてて、そこに考えたことを日々書き込んでいます。コミュニケーションに関することから、仕事関連の勉強や本の感想、日記やTODOなどの雑多なことまで書いています。この記事を書く際のアイデアも、サーバーに書いてから作成に取り掛かっています。書くことで考えていることが明確になり、あとからふりかえるとできること・変わっていないことが何かわかり自分の変化を捉えられるようになりました。

本を読む

コミュニケーションに関する本を何冊か読みました。今まではそういった本を読んでこなかったのですが、仕事でもプライベートでも課題に感じているなら読んだほうがいいと思い挑戦しました。読んだ本としては、アサーションや傾聴、話し方や聞き方の本などです。何冊も読むと、別の言葉で書いてあるけど似たことが別の本に書いてあり、重要なことは共通しているんだと思った記憶があります。また、普段の会話でいいなと思った言葉が、本で書いてあることの具体例なときがあり納得感を持ちながら読めました。他の本で役立っているのは、考え方に関する本です。その本では仕事を進める際に、認知→思考→行動のサイクルを回すことを重要視していますが、このサイクルは仕事以外でも活用できました。自分の場合、コミュニケーションや自分の感情の認知ができていなかったので、思考してもそこまで効果がありませんでした。現在は少しだけ認知ができるようになったので、それが思考や行動に繋がっている感覚があります。

スペースで話してみる

挑戦したことの最後として、Twitterのスペースがあります。スペースの機能は知っていて、今までは聞き専で話す側になったことはありませんでした。話したいと思ったこともありましたが、話すのが下手なのでやることなく時間が過ぎていきました。そんなある日、スペースいいなとつぶやいたら、話してみたいと言ってくれたフォロワーが2人いて、3人でスペースすることとなりました。初めは緊張していたのですが、2人とも話しやすく段々と緊張がとれて話せるようになりました。その後も、何度かスペースで話す機会があり、仲良し同士ならあまり緊張せず話せるまでになったのかなと思います。スペースがきっかけで、自分の課題について様々な視点をもらえたり課題の解決方針がたったので、一緒に話してくれた友人と聞いてくれた方々には非常に感謝しております。

 

前編の内容としては以上になります。後編の内容はなるべくはやく書き上げたいと思います。

 

追記:後編を書きました

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SNSアカウント一覧

なれ名義のSNSなどのアカウント一覧です。Twitterのbioだと文字制限突破しそうなのでこちらに記載。

 

【読書記録】「自分の意見」ってどうつくるの? 哲学講師が教える超ロジカル思考術

何の本読んだの?

Twitterで見かけた際、タイトルで気になり著者の専門がシモーヌ・ヴェイユというのが決め手で購入しました。シモーヌ・ヴェイユの兄であるアンドレ・ヴェイユは数学者で、修士では彼の本を読んでたので凄いつながりを感じました。紙の書籍を予約注文したのですが今Amazonのページを見たら電子書籍もありました...後から電子書籍が追加されることがあるんですね...電子が良かった...

タイトルが気になった理由は、私は昔から自分の意見を持ててないと感じてます。ただ、全く意見がないのではなく、特定領域で意見を持てないことがあり、仕事やプライベートで困ったりもやもやする場面がありました。例えば、分析結果から次の行動(追加分析をするのか、事業側に施策提案をするのか等)を考えることが苦手で、仕事の進みが遅かったり、自分の精神衛生上よろしくありませんでした。タイトルを見たとき、意見の持ち方ではなく、意見の作り方と書いてあったので、意見を持っていなくても作れるようになるのではと思い購入しました。

感想とか

この本では自分の意見をつくるために、5つのステップを用意しています。

  1. 問いを立てる(旗を立てる)
  2. 言葉を定義する(ダイヤルを合わせる)
  3. 物事を疑う(頭のなかに余白をつくる)
  4. 考えを深める(思考の海に潜る)
  5. 自分の答えを出す(立場を選び取る)

この中では、言葉を定義する・物事を疑うは普段からやっていることでした。

言葉を定義する

言葉を定義することは、自分と対話相手で使用している言葉・単語の意味の認識を揃えることです。数学をやっていたときは用語の定義が正確に理解できないと、証明がすぐにわからなくなるので気をつけていました。また、仕事を始めてからは5W1Hが複雑で相手と認識がずれやすいので、いつも気をつけて認識を揃えるようにしています。

物事を疑う

疑うことは、数学とtwitterで鍛えられました。数学書や論文を理解しながら読むには、1行1行が本当に正しいのかを理解しながら読み進める必要があります。時には、1行を理解するのに数日かけたりすることもあります。また、twitterでは日々様々な人が自分の意見を述べて、その反論や炎上・誹謗中傷などが巻き起こっています。それらを追う際に、その意見の論理は問題ないのか、前提条件は事実なのかなどが信用出来ないことが多いため、自分で正しいのか考えたり調査することで疑いながら確認をしていました。

ただ、本で紹介していた3つの視点の内、正当性を疑うことは前述の内容から元々行っていましたが、その他の2つはあまり意識できていないことだったので、これからその視点を持ちながら鍛えていきたいと思っています。

 

逆に、それ以外の3つは普段やれてなかったり、苦手なことです。

問いを立てる

本を読んでいて問いを立てるのは、いわゆる仮説思考みたいな印象を持ちました。荒野で小さな砂粒(意見)を探すのは難しいので、方角だけ決めて進もうみたいなイメージ。昔から自分は問いを立てることが苦手でした。研究や仕事では網羅的に考えてから、先に進めようとすることが多く初速が遅いです。なので、本で質問リストを紹介してたのは非常に良かったです。ある意味、質問リストを旗にしてそこから先の問いを立てていけばいいので。これはまじで鍛えていきたい。

考えを深める

聞き覚えはあるけど、弁証法はきちんとやったことなかった。ただ、〇〇さんならこういう反論言うだろうな。だから、その2つを解消するにはどうすればいいかなみたいな思考をたまーにするので、やったことはあるかも。どちらにせよ苦手ではある。また、複数視点からの掘り下げはたしかにやるべきと思うけど、いざってときにはやれていないことが多いので反省...複数視点については、それ自体が問いを立てることと似ているなと思った。なぜなら、考える対象によって考えるべき視点も異なることがあるため、どの視点で考えるかの旗を立ててから考えを深めることがあると思っているため。

自分の答えを出す

答えを出すというのが、一番自分にはできないことです。理由は選択して間違うことが怖いからです。なぜ怖いかの原因は、いくつかあると思っています。第一に、数学をやっていた際は(最終的には)"数学的な唯一の正しさ"のようなものを目指していたからです。自分がやっていたときの大半は、数学的な主張は正しいか正しくないかのどちらかで、複数の異なる意見を考えることは少なかったです。また、twitterで他人同士の議論を見て、大抵の意見には一定の理がある部分とない部分の両方があるように見えました。間違った意見はできるなら持ちたくないと思っていたので、どの意見も間違いがあるなら意見持てないじゃんみたいな状態に陥りがちになりました。

ただ、この章を読んだときに「相手に配慮しすぎる必要はない」「自分の意見はその時点での意見でしかない」が書かれていたのはある種の救いでした。ただ、それをわかった上でも怖いなと思うため、どうしたらいいんだろという気持ちになっています。まあ、ここ1年くらい仕事の方で意見を出せるようになってきているので、時間が解決してくれるかもしれない。

またこの章にあった、結論は断言しようというのはあまりやりたくないと考えている。議論に参加する全員が、断言するという共通認識を持てていると確信しているならばやってもいいと思う。確信できないのならば、断言することはある種の"呪い"に繋がりかねないと考えるため避けておきたい。ただまあ、これも自分の意見であり、この意見があること自体はこの本は否定していないのかもしれない。

 

全体の感想としては、自分が想定していた本とは少し違っていました。思ったより分析をして考えを深めていきましょうという感じだったため。最後の自分の答えを出す部分は、すごい苦手で怖いのですが他の人の考えを聞けるのはかなりの価値がありました。

【読書記録】評価指標入門

何の本読んだの?

機械学習モデルを評価する際の指標についてあれこれ書いてある本。特に、ビジネス的に"良い"モデルかを判定する指標ってなんだ?という疑問について色々書かれています。Twitterで見かけて発売前から目をつけていました。2月中に読みたいなと思っていたら、優先順位が高い本が生えてきたりして読み終わるのに1ヶ月半も経ってしまった。

感想とか

全体的な感想としては、新入社員に一番刺さりそうだなと思いました。とくに研修から実務への接続時に、モデルをビジネス上活かすにはどう考えるのかを学ぶときにこの本が側にあると心強いのかな~と思います。

以下、雑多な感想

  • 1章で目的変数→評価指標→KPIのそれぞれの関係を説明してくれているのが良かった。これが書籍の形でまとまって説明されているの初めて見た
  • 代理目的変数は、あくまで代理なのでそこに過剰にfitさせるのは良くないよねというのはすごい共感した。ABテストの本読んでいるときにも同様の考え方が出てきてたので、大事だし常に意識していないと忘れちゃうことなんだなと感じた。まあ、人間数値目標があったらそれに向かって走って、ハックしてってやってしまうしね(クソデカ主語)。
  • 達成したい目標を評価指標で陽に表現できないとき、どうやるのかの具体例ほしいなと思った。なので、載っている参考資料は後で買いたい...
  • 多クラス分類のROCは定義をきちんと知ったの初めてだった。最初定義があまりにもわからなくて、そこだけサンプルコードきちんと追って動かした。
  • 付録の最後で、1つのKPIの期待値を最大化すればよいわけではないと言っているのが良い。1つのKPIでどうにかするのは無理だよ~リスク管理のKPI持ちましょうね~って感じでだよね~って思った